~交通規制情報の収録範囲拡大と注意喚起アナウンスで安全な運行を支援~
株式会社昭文社ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)の子会社である株式会社マップル(本社同上、代表取締役社長 大日方 祐樹 以下「マップル」)は、導入企業の声をもとに機能強化した『業務用カーナビSDK Ver.7.0』(※1)を2022年8月1日より提供開始することをお知らせいたします。
※1 「業務用カーナビ」は業務アプリ開発者様が利用するカーナビSDK(ソフトウェア開発キット)パッケージです。
【新製品の特長】
1.最新地図データの搭載と規制情報収録範囲の拡大(※2)
「業務用カーナビSDK Ver.7.0」では2022年最新地図データを搭載しており、交通規制情報の収録範囲も拡大しました。この対応によりVer.6.0で実装した高さ制限・車幅制限などを考慮したルート探索をより広範囲でご利用いただけます。
Ver.6:東名阪主要部の全道路および全国県道以上の規制情報
Ver.7:東名阪主要部の全道路および全国基本道以上の規制情報
2.規制箇所の注意喚起音声案内を追加
今回新たにルート案内中・非案内中を問わず、規制箇所(高さ・幅・重量・危険物など)手前にて注意喚起の音声案内を行う機能を実装しました。これまでも規制に抵触する箇所を回避するルート探索は実装していましたが、この対応により走行可能な規制箇所に対しても注意喚起を促すことが出来ますので、ドライバーの危機管理意識の向上につながり、安心・安全な車両運行に貢献します(※3)。
3.緯度経度形状点探索、巡回探索の機能強化
巡回経路探索の新たなアルゴリズムを実装し、これまで以上に最適かつ最短ルートの自動算出が可能になりました。これによって配送事業者様などが一度に多くの拠点を巡回する場合に、無駄のない効率的な運行計画の作成が可能となります。また、点列探索も通常の探索同様、一筆書きのルートに近い形で案内できるように進化しています。
4.2点間の概算距離計算APIの実装
これまではホスト側で距離計算を行っていましたが、「業務用カーナビSDK Ver.7.0」ではSDKの内部で距離計算することが出来るようになりました。これによってよりスピーディーに2点間距離の算出が可能となります。
※2 収録情報は2022年4月から共用開始されるもののうち、昨年一定時期までに判明していたものとなります。
※3 規制箇所の案内には条件があり、全ての箇所で必ずしも案内を行うわけではありません。
【業務用カーナビSDKの概要】
業務システムにカーナビゲーション機能を付加できるソフトウェア開発キットで、タブレットで動作する業務アプリにカーナビ機能の追加が簡単にできます。はたらく車の業務課題を解決する、通常のカーナビでは実装されない多数のルート探索機能を搭載しています。
製品の詳細は https://mapple.com/products/system-biznavi/ をご覧ください。
【今後の展開】
トラックやバスを始めとする大型車両の運行において、交通規制情報は必要不可欠です。特に鉄道の高架などに衝突した場合は多額の損害賠償責任が発生する可能性もあり、運行事業者様にとって大きな負担につながる可能性があります。マップルは今後も最新の地図と交通規制情報を搭載したカーナビアプリの提供を通じて、業務用車両をお使いになるドライバー様、事業者様の安心・安全で確実な運行を支援いたします。
【会社概要】
社名 :株式会社マップル
所在地 :東京都千代田区麹町3丁目1番地
代表者 :代表取締役社長 大日方 祐樹
URL :https://mapple.com/
事業内容:地図・ガイド情報等を基にしたデジタルデータベースの企画・制作・販売・使用許諾およびそれらを活用したサービスの提供
ロゴやスローガンに象徴されているように、創業当初からの主軸である地図に関するノウハウや知見をベースに、常にチャレンジ精神をもって<世の中にプラスアルファの価値>を創出することで、社会課題の解決や企業の発展に貢献してまいります。
【メディア関係の方向けの問い合わせ先】
広報担当:宇津井・小田
メディア関係の方専用メールアドレス:mapple_pr@mapple.co.jp
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